意外と知らない横浜

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崎陽軒のシウマイ


横浜に生まれて横浜で育った自分にとって

崎陽軒のシウマイはソウルフードと言っても過言ではない。

今では他県からわざわざ買いにくるお客さんもいるほどの人気で

そのルーツを探ってみます。

 

崎陽軒は明治41年(1908年)6月に創業した会社です。

創業当初はシウマイとは縁がない横浜駅での構内営業から始まりました。

駅の構内でお菓子やパン、雑誌などを売っていたそうです。

 

社名の由来

 

昔、日本へ向かう中国人たちが長崎の岬から

太陽が昇るのをみて崎陽と名付けていた事から

長崎の事を別名で「崎陽」と呼ばれています。

この事に加えて最初に横浜駅で構内営業を始めた創業者の名が「久保久之」で

その久保家が長崎の出身ということもあり

社名が「崎陽軒」となったそうです。

 

崎陽軒がシウマイの販売を始めたのは

昭和3年(1928年)4月です。

当時の駅弁はあまり売れなかったようです。

その理由は、東京から大阪へ向かうお客は

ほとんどが東京駅でお弁当を買ってしまいます。

帰りもまた、もうすぐ東京駅に着く手前の横浜でお弁当を買って食べる事はなかったためです。

そこでなんとか横浜駅でお弁当を買ってもらえるようにと考えますが

横浜には当時名産品というものがありませんでした。

根気よく探していると南京町でシュウマイが日本人に好評であったため

中華街の職人を招いて冷めても美味しいシュウマイの開発に乗り出します。

色々試行錯誤を繰り返して

豚肉に干したホタテ貝の貝柱をミックスしたシュウマイが出来上がりました。

 

裏話

 

シュウマイを開発した当時の職人さんの名前は呉遇孫という中国人の方で

自分の仕事について周囲に教えたがらない職人気質であったそうです。

それゆえ、会社としては彼が退職したり、
引き抜きにあった場合に同じ味が作れなくなる事を危惧し

あらかじめ元の調味料などの重さを計っておいて

使い終わった後にもう一度計量してどのくらいの調味料を使用したのか調べたそうです。

つまりは自社製品の味を自社で盗んでいたという事です。

そうした努力をしていつでも同じ味のシュウマイが作れるようになりました。

 

その後、関東大震災や横浜大空襲などで

会社が焼失しますが復興を果たしたのち

昭和9年(1934年)に鉄道弘済会(現 キヨスク)が設立されたのを機に

国鉄から雑貨関係の営業を移譲するよう命ぜられ

駅弁と崎陽軒のシウマイの販売に専念する事となります。

 

シウマイ娘

 

昭和25年(1950年)にはシウマイ娘が登場します。

今では当たり前になっていますが

横浜駅のホームで販売員として採用されることとなります。

初めは男性販売員ばかりだったそうですが

女性従業員が赤いチャイナドレス風の制服で販売を始めると大好評でした。

余談ですが落語家の桂歌丸の妻富士子も昔シウマイ娘だったそうです。

 

ひょうちゃん

 

日本全国にコレクターがいるほど人気があるシウマイの醤油入れで

横山隆一が漫画を描いた「ひょうちゃん」の誕生は昭和30年(1955年)です。

その後イラストレーターの原田治に変わりました。

材質は陶器でフタがコルクで出来ていますが

ゴム製のフタに変わったのは平成8年(1996年)です。

これでシウマイが売れるようになった事で

3階建てのシウマイビルが建設されると

税務署から「シウマイでビルが建つはずがない」と調査が入ったというエピソードまで残っています。

 

昭和40年(1965年)に野並茂吉社長が亡くなったあと

野並豊が社長に就任すると売り上げが落ちはじめました。

これに焦った社長は新商品の開発に乗り出し、

崎陽軒の真空パックシウマイを販売します。

この真空パックというのを発明したのは野並豊で

商標登録していなかったために全国あちこちで使用されています。

その後も昭和50年(1975年)にはシウマイ年賀状の発売を開始。

昭和60年(1985年)にはひもを引くと水と石灰が混じってシウマイが温まる

ジェットボックスシウマイを発売しています。

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Updated: 2015年5月20日 — 3:40 PM


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