意外と知らない横浜

横浜の歴史や事件、関係が深い人物の説明や観光スポットの紹介。

三渓園は原三渓が本牧に建造した庭園



三渓園は横浜市を本拠地とし生糸貿易により富を築いた実業家 原 富太郎(号は三渓)によって本牧の地で1906年(明治39年)5月1日に公開されました。
園内の広さは175.000㎡もあり、重要文化財10件12棟、横浜市指定有形文化財3棟を含む17棟もの日本建築が、広大な敷地の隆伏を生かし庭園との調和を考慮された形で配置されています。

 

三渓園の案内と説明

 

 

 

重要文化財

 

臨春閣 (3棟)

1649年(慶安2年)徳川頼宣が建てたもので、もと紀州徳川家の別邸巌出御殿だったと推定されています。

徳川吉宗も幼い頃にこの御殿で過ごしたと言われており、1764年にとりこわされて大阪春日出新田に移築されたあと三渓により本牧に移され臨春閣と命名しました。



総面積が158坪あり3棟の建物からなり数奇屋風書院の建物です。

1915年に移築し、狩野派の襖絵が見所となっています。

 

 

月華殿

伏見城にやってきた諸大名たちの控室だった建物です。

1603年(慶長8年)建築、1918年(大正7年)に京都の宇治三室戸寺金蔵院から本牧へ移築されました。

入母屋造りで、檜扇の間十二畳半と竹の間十五畳で成り立ってますが、
当初の原型を残しておらず江戸時代の書院としてまとめあげらています。

 

 

 

春草廬(しゅんそうろ)

 

 

安土桃山時代建築の茶室は織田有楽斎の作品で窓が九つある事から九窓亭とも呼ばれています。

 

 

もともとは月下殿に附属していた茶室です。

外観は軒の深い切妻造り柿(こけら)葺きの屋根で1918年に旧客殿と一緒に原家に移築され春草廬と名付けられました。

 

 

旧天端寺寿塔覆堂(きゅうてんずいじじゅとうおおいどう

1591年(天正19年)豊臣秀吉が母の大政所の病気平癒を祈り建てたそうです。
1894年(明治24年)に寿塔と覆堂が京都大徳寺内に移されたあと1902年(明治35年)に覆堂だけが三渓園に移築されました。

寿塔とは生者に建てておく塔婆の事で、
現在、豊臣秀吉が建てたものとして確認できる数少ないものです。

 

 

 

聴秋閣

 


1623年(元和9年)徳川三代将軍家光の命により佐久間将監(しょうげん)が二条城内に建築されたものと伝えられています。

当時は三笠閣と称し、将軍から春日局に下賜され江戸屋敷内に移築されました。

1881年東京牛込若松町の二条公邸に移されたあと
1922年に三渓園に移築され、聴秋閣と改称されます。



聴秋閣は上重寄棟造と下重入母屋造の二重楼閣建築で作者は庭園建築の名手で知られる佐久間将監だそうです。

 

 

旧東慶寺仏殿

1634年(寛永11年)鎌倉の東慶寺より1907年(明治40年)に本牧へ移築しました。

 

東慶寺は1285年(弘安8年)に北条時宗の妻覚山尼が創建したものです。

江戸時代に書かれた「相中留恩記略」にこの仏殿が描かれていて当時の屋根は入母屋造だったのだが現在は寄棟造になっています。

 

 

旧燈明寺三重塔

1457年(康正3年)に建築され室町時代初期のものと言われています。



各重の中央の間に板扉、両脇間を盲連子にしてあります。

燈明寺は京都府相楽郡加茂村燈明寺に所在した日蓮宗の寺院で1914年(大正3年)に本牧へ移築されています。



三渓園の丘上に建つ三重塔は関東最古の塔であると同時に三渓が丘の上に美しい三重塔を設置する事を最大の願いとしていたものでこの庭園のシンボルとなっています。

 

 

 

旧燈明寺本堂

室町時代初期の建築で、1948年まで京都府加茂町にありました。



春日厨子の蟇股が美しく国内では最大のものとされています。

 

 

昭和22年の台風で被害を受けた後保管されていましたが、同寺の三重塔が三渓園で保存されていた縁で1982年(昭和57年)~1987年(昭和62年)にかけて5年がかりで本牧へ移築されました。

 

 

 

旧矢箆原家住宅

年代ははっきりとしていませんが、1720年(享保5年)の江戸時代以前で1830年(文政13年)以降に現在の形に建て替えられたとされています。

 

 

 

 

 

大きな茅葺屋根が印象的な合掌造りで、
岐阜県大野郡荘川村岩瀬(白川郷)にありましたが、ダム建設で水没しそうになったため1960年(昭和35年)に三渓園へ寄贈されました。

 

 

 

天授院


1651年(慶安4年)に建てられたもので茅葺き寄棟造の禅宗様建築。



低い格天井と坐って礼拝するために造られた内部は落ち着きがあります。
三渓は佇まいの品のよさに魅了され原家の持仏堂としての役割もになっていました。

 

 

鎌倉建長寺付近の心平寺跡にあった地蔵堂を1916年(大正5年)庭園の西側に移築。

堂内にあった地蔵像は現在建長寺の仏殿内に安置されています。

原三渓氏は美術品の収集家として知られ、横浜本牧に三渓園を作り、全国の古建築の建物を移築し、その後、財団法人三渓園保勝会により保存され一般公開されています。

 

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三渓園の案内

所在地
〒231-0824
神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
℡045-621-0634

開園時間
9:00~1700
(入園は閉園の30分前まで)

休演日
12月29日.30日.31日
(不測の事由により臨時休業する場合があります)

駐車場
9:00~17:00 最初の2時間500円
以降30分毎に100円
当日最大1000円

 

入園料金
大人 (中学生以上) 500 (400)
こども (小学生) 200 (100)
大人回数券 1シート5枚綴り 2000円
小人回数券 1シート5枚綴り 500円
年間パスポート 1枚 2500円
前売り券 1枚 400円 (こどもの前売り券は扱っていません)

 

アクセス

根岸駅1番乗り場 市バス58・99・101系統10分 本牧下車徒歩10分
桜木町駅2番乗り場 市バス8・148系統約25分 本牧三渓園前下車徒歩5分
横浜駅東口2番乗り場 市バス8・148系統約35分 本牧三渓園前下車徒歩5分
元町中華街駅4番出口山下町バス停 市バス8・148系統約15分 本牧三渓園前下車徒歩5分

 

 


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Updated: 2015年5月20日 — 2:56 PM


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